ABOUT
”経営者の視点”でビジネスモデルをデザインする
ピクト図解メソッドとは、誰が(Who)誰に(Whom)何を(What)いくらで(How much)の「3W1H」に着目し、”経営者の視点”でビジネスモデルをデザイン(設計・創造)する方法論のこと。ビジュアルシンキングの手法を採用しているので、レゴ・ブロックのように基本パターンの「型」を組み合わせれば、誰でも直感的にビジネスモデル設計図を作成できます。リクルート出身のビジネスプロデューサー板橋悟の経験知をベースに考案・体系化しています。
ピクト図解メソッド設計理念はこちら
Think visual with symbols.
「ヒト・モノ・カネ」の関係性を自然言語(文章)ではなく、シンボル記号(ピクト)で表記。ビジネスモデルを“幾何学的な図形”として可視化するのでパターン認識しやすく、事業構造が似ている異業種にアナロジー発想しやすい。絵が苦手な人でも容易に習得できる絵心不要のビジュアルシンキング。
「ビジネスモデル設計図」を共通言語に
新しいビジネスモデルを一人で作ることはありません。建築デザイナーが設計図をもとに施工関係者と議論するように、プロジェクトメンバーと「ビジネスモデル設計図」を共有したり、上司やメンターからアドバイスをもらったりすることが重要です。その際、ピクト図は「共通言語」として大いに活用できることでしょう。
リクルートで学んだ経験知を体系化
板橋悟が15年間勤務したリクルートでのビジネス経験則を体系化しています。成功体験だけではなく、失敗から学んだ”手痛い教訓”も「リスク回避ノウハウ」として形式知化。具体的な実務経験に基づいた、極めて再現性の高い、実践重視の方法論を体系的に習得できます。
→リクルートでの失敗から生まれたビジネスモデル発想法
基本パターンの「型」を組み合わせる
シンプル物販モデル、小売モデル、広告モデル、消耗品モデル、合計モデル、二次利用モデル、継続モデル、マッチングモデル、フリーミアムモデルなどのビジネスモデル基本パターンの「型」をレゴ・ブロックのように組み合わせて、新しいビジネスモデルを創出します。
ビジネスモデルの「構造」を横並びに比較可能
クックパッドの強さの理由は? アップルのプラットフォームビジネスとは? なぜドラクエ9は大ヒットしたのか? ピクト図を作成すれば、ビジネスモデルの「構造」が直感的に理解できます。表記ルールに基づき作成するので、複数企業のビジネスモデルを横並びに比較できます。
たった5つの表記ルールを覚えるだけ
「ビジネスとは交換(⇄)である」の大原則に基づき、ビジネスモデルを可視化します。たった5つの表記ルールを覚えるだけなので、誰でも短期間にマスターできます。社会人経験のない大学生・高校生・中学生でも、生活者としての”購買体験”があれば容易に習得可能です。
事業=商品xビジネスモデル
「ビジネスモデル」という言葉はビジネスシーンで多用されていますが、それが何を指すかは必ずしも明確ではありません。「商品設計」と「ビジネスモデル設計」を一緒くたにし、「儲からない原因」の切り分けができなくなっているケースもよく見受けられます。
ここではっきり意識しておきたいのが、「事業=商品×ビジネスモデル」という式です。
新規事業を考える際、「商品設計」と「ビジネスモデル設計」は明確に分けて検討する必要があります。ビジネスモデルは一度構築したら完成というわけではなく、収益性をより高めるために、時代の変化にあわせて最適化し続けることが重要です。
「商品設計力」と「ビジネスモデル設計力」の2つは異なるスキル。
前者は「生活者視点」、後者は「経営者視点」で設計する。
商品設計力とは
「顧客にどのような価値を提供するか」をデザインするスキル。商品企画、商品開発、マーケティング部門に必須のスキル。製品やサービスを体験する人の「気持ち」を想像して”生活者視点”で「提供価値」をデザインする。
板橋がリクルートで学んだ「不」の課題を解決する「ソリューション型」商品開発以外にも、生活者のインサイトから「潜在願望」を具現化する「インサイト・ドリブン型」、技術主導の「テクノロジー・ドリブン型」など様々な手法が存在する。「提供する価値は顧客の数だけ存在する」ので、上記以外にも多種多様な設計手法、ツールが存在すると考えられる。今もっとも注目しているのは、「エクストリームユーザー」の行動を観察し欲求からインサイトを得る、デザイン思考型の商品開発アプローチ。
ビジネスモデル設計力とは
「どのように儲けるか」をデザインするスキル。新規事業担当者以外にも、既存事業の責任者、経営企画に必須のスキル。誰が(Who)誰に(Whom)何を(What)いくらで(How much)の「3W1H」に着目し、”経営者視点”で「ビジネスモデル」をデザインする。
すぐれた商品だからといって儲かる商品とは限らない。儲かる仕組み、マネタイズ・エンジン、ビジネス・エコシステムを設計することが重要。事業収益の「構造」を設計するスキルなので、商品設計とは異なり業種業界の壁を越えて共通する方法論が存在すると考えられる。米国シリコンバレーのリーン・スタートアップの世界では、ビジネスモデルキャンバス、リーンキャンバスなどの手法が業界標準になりつつある。